UTC7642ラジオ(二作目)



 一回何かをつくると同じものを何個も作りたくなる性分なもんで、前回(「UTC7642(LMF-501T同等品)でラジオを製作」)につづいて、UTC7642をつかってまたラジオをつくってみた。ICもあまっていたし。簡単だし。



 こんどは前回はマイクロインダクターをつかってみたり、コイルをまいてみたりしたのだが、今度はもうちょっと大きいインダクタをつかってみることに。秋月電子で470μHと220μHのものをかってみた。いずれも60円。



 ためしにこんなふうにやってみると…アンテナなしでも音量は自作コイルのものに比べるとだいぶ小さいものの放送が聞こえるかな…



 完成。青いターミナルブロックはアンテナつないだりできる。

 インダクターは220μH、あとはトリマコンデンサなどをつかったほかは、前回同様「ラジオ用3端子IC・LMF501Tの研究」とおんなじ。

 前作とと同じ位置に置いて聞くとほとんど聞こえないのだが、いろいろ動かすとけっこう聞こえる。家から北側のお屋外に持ち出すとAFNが聞こえ、南側に出てみるとNHK第一がよく聞こえたのだが、やっぱり混信が…

 混信をすこしでも減らすにはやっぱり中点タップがあるコイルを巻いたりするのがのがよろしいのかな…よくわからん。

UTC7642(LMF-501T同等品)でラジオを製作



 先日制作しうまく聞こえなかったゲルマラジオのキットであるが、これを秋月電子で買ったときに、ついでにUTC7642とかいうワンチップAMラジオICも買っていたのである。

 UTC7642はミツミのLMF-501T同等品だそうで、三本足のトランジスターのような形のものである。100円で四本入りとすこぶる安い。一本、25円。



 同調回路に使うコイルは330μHくらいのものであれば、マイクロインダクターみたいなのでも大丈夫らしい。ということでこれも買ってきた。同じく秋月で10本入り100円。



 ふつうはバリアブルコンデンサとかいうのを使うらしいが、ここもトリマコンデンサでも行けるらしい。個人的には一局専用ラジオというのにひかれるので、これでいくことに。写真の30pFのほかの60pFなども購入。



 容量調整用に33pFの積層セラミックコンデンサー。



 こんな感じに作った。

 回路は「ラジオ用3端子IC・LMF501Tの研究」を参考にした。マイクロインダクターとトリマコンデンサを使った以外は基本回路Aというものと、同じ。部品もすくなく非常にコンパクト。

 この状態で聞いてみると、ザーという音が聞こえるものの、放送は受信できないみたい。



 そこでアンテナとアースをつけてみると…問題なく受信成功。アースはいらなかったのかも。ただし、いくつかの放送局が混戦しており、チューニングしてもあまり変化がない…

 んー。問題はなんだかよくわからんがコイルなのかなあ…マイクロインダクターじゃ微妙なのかも。



 ということでバーアンテナを買えばすんなりいきそうなのだが、ここはやはり自分で蒔いてみたい。ということで、後日ポリウレタン銅線を買ってきた。0.2mm、20mで200円。



 調べてみるとフィルムケースに100回くらい巻けばいいらしい。ということで100回巻く。中点タップをつければ調整が聞いていいらしいのだが、よくわからなかったので、タップなし。



 マイクロインダクターをとっぱらってこの自作コイルをつけて聞いてみる。アンテナなしでも問題なく受信できるし、マイクロインダクターに比べて混信も少ないのだが、それでもやはり混ざっていてかなり気になる。ただし、気にしなければ問題なくしゃべっている言葉などは聞き取ることができる。ただし選べる局があまりない。

 NHK第一と、ほかに謎の中国語放送や、AFNっぽいものなどが聞こえるのだが、一番よく聞こえるのがNHK第一なので、とりあえずこのラジオはNHK第一専用ラジオにしようかと考えている。

 音量はセラミックイヤホンだとちょうどいいか、ちょっとうるさいかもというレベル。消費電流は「ラジオ用3端子IC・LMF501Tの研究」にあったデータとほぼおなじ0.3mA〜0.4mAくらいと超低消費。単三アルカリ電池一本いれておけば、電池をつけっぱなしにしていても半年くらいは持ってしまうはず。

 あとは、ちゃんとしたケースにいれようか、それともそのまえにもう少し改造を加えるか検討中。まだ、3つICがあるし、ポリウレタン線もあまっているので、ほかにつくってみてもいいかもとおもったりもしている。次はTBSラジオ専用ラジオとか、AFN専用ラジオとかつくってみたいところ。

450円のゲルマラジオキット(秋月電子で購入)を製作

ゲルマラジオ

 ゲルマラジオといったら電子工作の初歩で必ずと言っていいほど取り上げられるものなのだが、私はつくったことがなかった。ラジオというものにあまりひかれなかったことが大きい。何しろラジオなどというものは普段まったく聞かない生活を送っている。

 ところが、なんとなく検索していて見つけた「ゲルマラジオの試作工房」というサイトをみていたらなかなかおもしろそうで作りたくなってきた。そこで秋月電子にいったときにゲルマラジオキットを買ってきた。

ゲルマラジオ

 中身はこんなかんじ。クリスタルイアホンとプリント基板、そのたパーツ。450円でこれだけの中身とはなかなか素晴らしい安さではないだろうかと思う。

 クリスタルイアホンなんか単体で買ったとしてもそこそこするんじゃないのか、という気がする。というか調べたら300円くらいで売ってたりした。そう考えるとこのキットの安さが際立つ。

ゲルマラジオ

 説明書は英語のモノと中国語のモノが入っていた。英語のモノはCrystal Radio、中国語のモノは「石器時代収音機」。「石器時代収音機」というのが中国での呼び名なのだろうか。すごい名前である。

 石器時代にはそもそもラジオ放送がないのに…とか思ってしまったが、まあどうでもいい話。

ゲルマラジオ

 完成。説明書などをみないでもわかりやすいのであっという間に完成する。

ゲルマラジオ

 肝心の受信ができるかどうかなのだけれども、付属のアンテナではまったく受信せず。ほかのサイトなどを参考に長めのアンテナ(8mくらい)を取り付けたりアースを取り付けたりしてもだめ。かすかにジーという音は聞こえるのだがそれだけ…

 いろいろと調べてみるともっともっと長いアンテナが必要っぽい…そもそもこのテストをしている環境があまり電波状況がよくない環境である可能性も高い。

 んー悔しい。というわけで、この聞こえないラジオを作ったのちUTC7642というラジオICをつかったラジオを製作したのだった。そのUTC7641ラジオに関してはまた後日(こちらはいろいろ問題がありつつつもいちおう受信できた)。

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